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綺麗に。

外装塗装完了。

 アトリエの壁面が経年変化でぽろぽろと剥がれてきていました。見かねた大家の石森さんがペンキの塗り替え施行を依頼。外装が綺麗になりました!

アトリエ外装3.JPGアトリエ正面






アトリエ外装2.JPG東側





 やっぱり居場所が綺麗だと気分がいいです。石森さん、ありがとうございました!これから制作に励みます!!


アトリエ外装1.JPG細部も綺麗に

鉛台

元は釣りの錘。

 釣りの錘を沢山もらって来ました。これを元に、金属板を変形させる時に使う鉛台を作ることにしました。





5/9-8.JPGいろいろな錘







5/9-7.JPG鉄のトリベに入れて












5/9-6.JPGプロパン直火バーナーで加熱






5/9-4.JPG完全に溶けたところ





 錘には鉛以外の金属も沢山使われていました。でも、溶ける段階でみな鉛より比重が軽いので表面に浮いて来ます。そこで、その他の燃え滓と一緒にたんねんにすくい取ってしまいます。

5/9-2.JPG型枠に流し込み

5/9-1.JPG取り出して完成

 今回は厚み2cm〜3cmで、小3枚大1枚出来ましたが、やっぱり重いですね。当分鉛台に困る事はないと思います。

不具合

使っていればこわれます。

 去年からずーっとディスクサンダーの調子が悪く、だましだまし使っています。カーボンブラシの交換もしましたが、何か使用感が今ひとつなんです。 新しいの買わなきゃならないかなとも思ってます。


写真.JPG私の手足






写真 のコピー.JPGお疲れVベルト





 そんな折、最近になってボール盤のVベルトが滑り出して来ました。まあ今までよく持ったとも思うので、取り替え時なのかもしれないです。
 修理するのは厄介だけど、わりと好きなんですよね道具を治すのが‥‥。


写真 のコピー 2.JPGスパナ達

今年も終わり。

いろいろあった一年でした。

IMG_7191.jpgいるま川の紅葉






 本当にいろいろあった一年でした。

春の震災は、作家としてこの先どう進んでいけば良いのかを考えるきっかけとなり、今も考え続けることになりました。  アトリエも夏の豪雨の影響で、山から流れ込んできた水が壁の隙間よりしみ出し、床の一部が浸水する事態がおきました。 秋には個展があり、冬に入り御徒町のオープンのアートグランドさんに作品を出品させていただき、バタバタと大晦日を迎えました。

 来年は健康で良い年になることを祈るのみです。








IMG_4310.jpgアトリエの200kgアンビル

節電の夏

冷却システムを再構築せよ!

 関東は6月を前にして早くも梅雨入りしてしまいました。予想では梅雨明けも遅くなりそうとのことですが、今年の夏はどうなってしまうのでしょうか。。。






IMGP0194.JPG羽根が溶け、更に本来の向きが天地逆な工場扇




IMGP0196.JPG新しい工場扇 首振り機能付き
 現在アトリエには普通のエアコン1台と工場扇1台、あと200Vのスポットクーラーがあります。去年はそれでもちょくちょく室温が40℃オーバーの日が続いておりました。  そんなアトリエchottoの誇る冷却システムの内の工場扇がとうとういかれてしまいました。あのアトリエ火事を生き残った、数少ない機材だったのですが・・・残念です。羽根も熱で溶け、首も回らなくなっておりました。よくぞここまでがんばってくれた!青い工場扇よありがとう!!







 とにかく今年は節電ですよね! 可能な限りエアコンの使用を控えようと思います!! が、どこまでがんばれるか・・・。


IMGP0198.JPG気持ちの問題です

桜は咲けども・・・。

あらためて自らの無力を思います。

4/7アトリエの桜01.JPGアトリエの前の桜




 東日本を襲った巨大地震発生からおよそ一ヶ月が経ちました。 そしてアトリエ前の桜は毎年のように満開になりました。
 被災地は未だに被害の全貌が見えず、テレビやネットから流れてくる情報に、ただおろおろするばかりです。
 何かを表現する者として、社会に貢献でき、良い影響を与えられる活動が出来れば良いのですが、そのような力は未だ無く・・・今は、せめて自分の小さな祈りを形にするくらいしか出来ません。
 ものを作れる幸せをじっと噛み締めています。そして被災地の方が、一日も早く日常と元気を取り戻せることを祈っています。
 この国がより強い国になるべく一人一人ががんばるしかないと思います。








願う気持ち04.psd芽のようなもの

激震

自分に何が出来るのでしょうか?

 3月11日 午後2時46分頃 三陸沖を震源とする巨大地震が発生しました。
 私は都内で地震に遭いましたが、家族や住居などには幸いにして被害はありませんでした。14日になりアトリエの様子を見に行きましたが、ここも被害は無く安心しました。



キャンドルスタンド01.jpg使わなかったアルミ円盤
キャンドルスタンド02.jpg浅い皿にします









キャンドルスタンド03.jpg矢坊主でたたいて足をつけます
キャンドルスタンド04.jpg下穴を開けてネジを立てます




 東京電力の発表で、しばらくは計画停電を行うとの発表があり、急遽アトリエにあった端材でキャンドルスタンドを作りました。
 アルミの円盤を浅い皿状にし、矢坊主で内側からたたいて三つ足にしたのち、中心にネジを立てた簡単なものです。
 停電やガソリン入手困難の為、あまり頻繁にアトリエに行けなくなりますが、被災地を思うと。。。



キャンドルスタンド05.jpgさしあたって3つ


 被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 私たちは、一人一人が出来ることをしっかりやってゆくしかないのでしょうね。

がんばりましょう!!!

師走の買い物

魅惑のワンダーランド

 アトリエの大掃除の為の道具などを求めて。ホームセンターに行きました。



ジョイフル本田.JPGジョイフル本田




カインズ.JPGカインズホーム
スーパービバホーム.JPGスーパービバホーム




 アトリエの周りには、スーパーホームセンターと呼ばれる広大な敷地を持つホームセンターが何カ所かあります。いつも大変便利に利用してまして、最近は材料などもごく少量、急に必要な時など重宝してます。ただ、一度行くといろいろ見たくなり、思った以上に時間を取られます。。。

ホームセンター内部.JPG売り場です。
 今回も三カ所回って半日以上費やしてしまいました。  こうして2010年も暮れて行くのですね。

道のり

ちょうど!

 住んでいる所からアトリエまで片道1時間半くらい、距離にしてだいたい40kmほどあります。先日、今乗っている車の走行距離が10万kmを突破しました。もちろん中古車として買ったものなので、実際に走った距離は3万kmくらいだと思うのですが、それでもアトリエに行く途中でいわゆる大台を超えたのを目の当たりにすると、ある種の達成感がありますね。

201006171014000.jpg9のぞろ目




201006171015000.jpg10万km達成!




 ほぼ時を同じくして、アトリエまでの道程の途中にある自動販売機のポイントカードが5枚たまりました。1本缶コーヒーを買うと1ポイントが付き、100ポイントでカード1枚が満タンになります。




毎回ではないですが、アトリエに行く時のみ1本買っているので通算500本、500回以上アトリエに通っているのかと思うと、これまた感慨深いです。なにより6万円以上缶コーヒーに費やしているとは・・・・・!!!

201007031725000.jpgダイドードリンコのお得意!

 アトリエへの行き帰り、今までに事故にあいそうになったり、実際にあったりしたこともありました。(おかまをほりました。。。)でも幸いにしてまだ生死に関わる大事故には至っておりません。仕事を続けていく上でも、車の運転は気を引き締めなければと思いますね!

仕事場

アトリエchotto 2010年現在

アトリエ作業棟01.JPG作業棟
アトリエ倉庫棟01.JPG倉庫棟




 現在のアトリエは前述の焼失後2005年に作業スペースの復旧、主要な機械の修理や入れ替えを終えました。2009年には倉庫スペースとして20フィートコンテナを設置して2棟構成になりました。

アトリエ内部03.JPG手前定盤と機械
 スペース内部は1219mm×2438mm(4'x8')の鉄板を作業定盤として中心に据え、周りに溶接機やその他の機械類を配置しています。コンパクトなスペースですが、わりと使い勝手良くまとまっていると思います。(自画自賛!)




アトリエ内部01.JPGTIG溶接機とアンビル
 プレハブの構造上、夏の暑さは想像以上です。クーラーもあるのですが、夏の盛りには室温が40℃を超えることも珍しくありません。



 日々自然との戦いを強いられることもありますが、創造する喜びをもたらす場であることに間違いはなく、この状況に大変感謝しています。これからも、より使い易く改良してゆきたいものです。 

ターニングポイント

アトリエ焼失。

 1999年、いろいろな方の助力を得て埼玉県飯能市に作品制作の出来る場所を借りることが出来ました。はじめの1、2年は元からあった建物の補修や改築を一人進めながら、アトリエとしての体裁を整えて行きました。
旧アトリエ01.JPG焼失前のアトリエ
 やっとアトリエとして機能しはじめた2004年、隣にあった木工作業場から突然の出火。時期は7月その年の猛暑と乾燥、自分も溶接作業中ということもあり、木の爆ぜる音や熱にまったく気づきませんでした。ようやく状況を把握できた時には、隣の炎がアトリエの壁を大きく嘗めているところでした




罹災直後のアトリエ.JPG鎮火後
 ほぼ全焼でした。  消防が来る前に運び出せたものはごくわずか。二階にあった作品や大型機械、細々した道具は融けたり焼けたり水をかぶったりしてしまいました。
 まあ怪我などせず、命も無事なだけ良かったです。


 翌2005年には多くの方の助けにより、同じ場所にアトリエ再開ということになるのですが、この間にあった実に様々な出来事が自分自身を大きく変え、成長することが出来ました。 ご支援をいただいた方々には大変感謝しております。その節は本当にありがとうございました。




溶けた作品.JPG融けてぺしゃんこになった作品
 この出来事は自分の制作活動の中で最大級の事件であり、意味ある期間なのでここに記事にさせてもらいました。




 この場所をアトリエとしてお貸し頂いている、石森重夫さんとご家族には当時より大変お世話になっております。 この場を借りて御礼申し上げます。